たご神社は合の浦と称するところに社殿が設けられている。この社地は、田子漁港を二分するように陸地の突出をみる箇所で、まさに合の浦の名称にふさわしい。
旧田子村はこの合の浦を境にして北側を大田子、南側を井田子と大字名を称した。大田子にはたご神社(旧称八幡神社)が、井田子には三島神社が各々鎮座したが、明治9年4月合併許可を得、同14年12月この合の浦の地に社殿を造営した。
式内社で、祭神は積羽八重事代主大神、たご若宮大神と広幡八幡大神が祖殿に奉祀されている。特記すべきことは、若宮大神のことを三島大神の御子神との堆量が強されていることである。又、境内神社として、山神社、琴平社、天神社、神明社の四社を本殿の両脇に祀ってある。例祭日は11月2日である。ほかに1月20日のエビス講、1月、10月の16日に山神講、毎月1日、15日には神明講がある。
神社境内には御衣黄と呼ばれる桜が4本ある。この桜は染井吉野のあとに咲く八重桜で、花の色は緑色から黄緑色、ピンクに変り、花弁のまま散る。
交通
合の浦バス停下車。