アスベスト(石綿)とは
天然の鉱物繊維で、耐熱性、耐摩耗性、耐腐食性などにすぐれており、1970年から1990年にかけて国内に大量輸入され、その多くは建築 資材に使用されてきました。
しかし、大気中のアスベストを長期間吸い込むと、石綿肺、肺ガンなどの健康への被害を及ぼすことが判明し、平成16年10月1日より全てのアスベストが使用禁止となりました。
なお、アスベストを使用した施工は主に以下のとおりです。
施工種類
- 吹き付け石綿
- 吹き付けロックウール
- 吹き付けひる石(バーミキュライト)
- パーライト吹き付け
- 発砲けい酸ソーダ吹き付け石綿
施工例
- 3階建て以上の鉄骨構造の建造物のはり、柱等
- 床面積の合計が200平方メートル以上の鉄骨構造の建造物のはり、柱等
- ビルの機械室、ボイラー室等の天井、壁
- ビル以外の建造物(体育館、講堂、温泉の建物、工場、学校等)の天井、壁
- 築30年以上の建造物
- 断熱材の一部
アスベストによる健康被害
アスベストによる被害原因は、大気中に飛散したアスベストを肺に吸い込むことにより、約20年から30年といった長い潜伏期間を経て発病するため、この期間は自覚症状がありません。
このため、早期発見するために定期的な健康診断を受ける必要があります。
なお、アスベストにより発生する疾病には以下のものがあります。
石綿肺
肺が繊維化してしまう肺繊維症の一つ
肺ガン
石綿繊維による物理的刺激により発生する
肺ガン
心臓や肺を取り囲む膜にできる悪性の腫瘍
良性石綿胸水
自覚症状が無く、胸痛、発熱、呼吸困難を伴う
しかしながら、アスベストを含んだ建材であっても、アスベストが飛散しなければ健康被害を生じる恐れはありません。
お住まいの住宅にアスベストが使用されているかを確認したい場合には建築図面をご覧になるか、施工業者や分析業者にお問い合せ下さい。
このページに関するお問い合わせ
- 環境課環境保全係
- [昼間]電話:0558-53-1408(クリーンセンター)
- [夜間・土日祝祭日]電話:0558-52-1111(代表)
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