山本優子さん

山本優子

西伊豆町は、豊かな自然に囲まれた観光地ですが、ガラスの原料が採掘できることから、ガラスアートを振興している町としても知られ、その拠点となる「黄金崎クリスタルパーク」では、作品鑑賞や作品づくりをすることができます。
そこで働く、山本優子さんは移住者のひとりです。20代で単身西伊豆町に来て、現在は家庭を持ち、子育てをしながらガラスの仕事を続ける山本さんに、西伊豆町の魅力を教えてもらいました。

夕陽の名所・黄金崎が職場 お客様に西伊豆での時間を楽しんでもらえることが仕事のやりがい

山本さんは、どんなきっかけで移住したのでしょうか
 私の実家は富山県なのですが、ガラスの学校を卒業するとき、西伊豆町の「黄金崎クリスタルパーク」を就職先として紹介されたのがきっかけです。実は、それまでこの町のことを知らなかったのですが、面接で訪れた時に海がきれいなことに感動しました。好きなガラスの仕事ができ、しかも美しい海のそばにいられて、素晴らしい職場環境だと思い働き始めました。

単身で住み始めることに、不安はなかったでしょうか
 住んでみるとこの町は私のような移住者が多く、地元の人も、観光客に触れることが多いせいか親切に接してくださいます。移住したばかりの頃は、周囲の人が気さくに声をかけてくれて、買い物や食事をするのにお勧めの場所などの情報を教えてくださり、生活に困ることなくスタートしました。

山本さんは「黄金崎クリスタルパーク」の工房で、観光客のガラス制作体験を手伝うインストラクターをしています
 制作だけでなく、お客様とおしゃべりを楽しみ、観光名所やおいしい物の情報なども提供します。自然の豊かなこの町で楽しい時間を過ごして、いい思い出を作っていただきたい。そう思いながら仕事をしています。

ワーキングマザーにとってもうれしい 子どもの医療費無料制度や教育施策

15年前に地元の男性と結婚し、お二人のお子さんの母親でもある山本さん。この町の子育ての環境はいかがでしょうか
 働く女性にとっては子育てとの両立が課題。私の場合、2人の子どもが近くの保育園に通園できたので、復職もスムーズでした。テレビなどで待機児童問題のニュースを聞くたび、この町で子育てができてよかったと思います。また、とても助かっているのが、高校生までの子どもの医療費が無料になる制度です。子どもが病気になると仕事を休まなければならないので、母親にとって体調管理は大きな課題。医療費が無料だと、気軽に病院にかかることができ、安心して働くことができます。

子育てをするうえで、豊かな自然も大きなポイントです
 家のすぐそばが海なのですが、そこで釣りをするのが子どもの趣味。子どもの遊び場が、自分の目の届く範囲にあるのは、とても安心できますね。

山本さんのお子さんのひとりは中学生。町の教育制度についてどんな感想をお持ちですか
 私の子どもが通う中学校では、放課後に先生による補習授業が行われています。先生方も熱心に教えてくださり、子どもたちも積極的に参加しているようです。また、小学校でも民間の教育サービスを取り入れた取り組みが始まっており、子どもを大切にする気風がこの町にはあると感じています。

若い世代にとっても魅力ある町

移住を考える方に、メッセージをお願いします
 私自身、20代で移住をしましたが、仕事を続けながら安心して子育てができており、若い世代の方にとっても暮らしやすい町です。観光産業も盛んですので、他の地域から来た人の活躍のチャンスもある町だと思います。今後、豊かな自然の中で遊ぶ子どもたちの姿が増えていき、地域がもっと賑やかになると、さらに嬉しいですね。

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