田子バス停から堂ヶ島の方へ約300メートル位もどると四辻がある。そこを左に折れて山の方へ歩いて行くと左側にあるお寺が臨済宗(円覚寺派)実相山正法院である。境内には大きな銀杏の木が2本あり、相当の年数を経ているものと思われる。この寺の墓地は天をつんざくように山の斜面を切り開いて作られている。ビルの窓のように見上げ、ジクザグの墓地の道を登って最上段まで行くと、眼下には肩を寄せ合うように田子の街並が広がる。

町の人々は朝早くから毎朝墓の清掃に訪れる。墓の花は一年中緑をたやしたことなく、水も毎朝取り変えられ、周辺にはゴミーつ落ちていない。初老の婦人が多く、留守をあずかる女房の役目として当然のことかもしれないが、りょう場特有の祖先をうやまう心がいまだに受け継がれている。

最上段から左側にくだってくるとお墓のビラミッドにぶつかる。このビラミッドは無縁塔と呼ばれ、無縁仏の墓石を集めてつみ上げられており、一つの造形美を描き出している。又、この中に二体一組の夫婦墓石がある。生前に夫婦仲良く一緒にというところから造られたものと言う。この正法院も伊豆横道33観音(第9番目)で、本尊は聖観音である。像の高さは1.2メートル。33ケ所の中でも三番目に大きい観音さまである。

「まきおこし ぼだいのたねは 後の世の たのみなりけり 田子の浦びと」

御詠歌

交通

田子バス停(月の浦バス停でもよい)から徒歩4分。

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